eスポーツの解説で、多く登場するのが、Riot Games社のリーグ・オブ・レジェンド。省略されてLOL(えるおーえる、もしくは、ろる)と呼ばれています。リーグオブレジェンドは、MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)というジャンルで、複数のプレイヤーが敵味方に分かれて、相手の拠点を破壊していくゲーム。
LOLを愛しているプレイヤーの一人、ナイト9106さんは、自分にとってLOLをコミュニケーションツールだと話します。「ゲーム中にお互いに連携が取るのが必要なゲームで、上手くいったらお互いに褒め合ったり、時にはブチギレたり、感情のぶつかり合いがある楽しいゲームだと思っているとのこと。そんな魅力のあるLOLは、身体に障害のあると、操作の工夫が必要です。
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LOLの操作には?
マウスカーソルと、右クリック・左クリックの操作と、キーボードの操作が必要です。決められたキー入力の数は多く、満足いく操作のためには、10個ほどのキー操作が必要です。
最初の一歩!最低限必要なのはマウスから
移動・攻撃・アイテム・スキルの操作を、画面上のアイコンをマウスでクリックすることで、ゲームができてしまう、アクセシビリティ的な視点で配慮されたゲームです。ですが、マウス操作だと移動しながらスキル操作といった、同時に2つのことができないので、もっと上達したいときには、工夫が必要です。
どんな工夫をしているの?
キーボード入力で複数のキーが押せない場合はどうしたらよいでしょうか?
オプションで変更
スキル(QWER)やアイテム(1〜7)を、好きなキーに再配置できます。例では、スキルのQ→Z、W→Xなどと手の届きやすい位置のキーにまとめています。
ゲームコントローラを使う方法
ゲームコントローラをキーボードのキー入力代わりに使えます。通常は、PCにゲームコントローラをつなぐと、gamepadとして認識されます。それを、JoyToKeyというアプリを使って、キーボード信号に変換します。
この例では、右のアナログジョイスティックの左右にサモナースペルのD・Fを配置。スキルを◯・△・□・✕に配置しています。
この設定は、チャンピオンごとに整理している人もいます。この例では、左ジョイスティックを利用し、前後左右と斜めの8方向の入力で設定しています。また注目していただきたいのが、押し方の違いによって、入力を替えているところです。
JoyToKeyは、様々な動作を付け加えられます。例では、ボタンが押される長さによって切り替えるところにチェックがついています。ここのチェックがあると指定した時間以上の長押しだと、入力の2。それ以下だと、入力の1が出力されます。例では、左アナログジョイスティックを左に倒すと、Qが入力され、0.5秒以上の長押しだと、1(アイテム)が入力されます。
JoyToKeyは、入力の補助してくれるので、重宝されているマストアイテムです!!
外部スイッチの利用
ゲームコントローラが使えない場合は、複数個のスイッチをパソコンにつなげて、JoyToKeyでキー設定に変更して利用します。スイッチは、スイッチボックス(スイッチインタフェイス)を中継して、パソコンに接続します。国内で手に入れやすいスイッチボックスは?
視線入力の利用
ボタンの数が多い、LOLを操作するのに、目の動き(視線)を使う方法があります。画面上に必要なキーのアイコンを配置して、そのアイコンを凝視するキーが入力されます。
自作コントローラ
よりパフォーマンスを上げたい場合に、自分の動きに合わせてコントローラを作る方法があります。
注意点
工夫したデバイスでは大会に参加できないことも
eスポーツの大会の中には、参加条件で、大会主催者が提供するデバイス(キーボードやマウス)のみの利用に限られることがあります。工夫されたデバイスがチート行為としてみなされ、不公平との理由もあるようです。ユニーズでは、どのような方法だとデバイスフリーで参加していけるのか?模索していきたいです。